教材の内容に関係のない質問や教材とは異なる環境・バージョンで進めている場合のエラーなど、教材に関係しない質問は推奨していないため回答できない場合がございます。
その場合、teratailなどの外部サイトを利用して質問することをおすすめします。教材の誤字脱字や追記・改善の要望は「文章の間違いや改善点の指摘」からお願いします。
このパートでは、この教材で題材とするサンプルER図を少しだけご紹介します。
まずDB設計において欠くことのできない文書であるER図について、簡単にご説明します。
ER図とはEntity Relationship(エンティティ・リレーションシップ)図の略で、一言でいえばDBの設計図です。
みなさんも一度は目にしたことがあるであろう、以下の画像のような四角形と線で表された図がER図となります。
※ 現時点では以下の図の意味を理解しようとしなくて大丈夫です。
エンティティ(ER図のEにあたる)とは、日本語で言うと「実体」という意味になります。
現実世界に存在する「何」と「何」をDBで表現するのか?
そのものの「実体」のことです。
例えば、今まさに皆さんが利用されているTechpitで言うと
がER図ではエンティティにあたります。
前章でふれたRDBでは、エンティティはいわゆるテーブルという形で表現されます。
ER図においてエンティティは、以下のように四角い枠で表現されます。
リレーションシップ(ER図のRにあたる)とは、日本語で言うと「関係性」という意味になります。
エンティティ同士の関係性のことです。
ER図においてリレーションシップは、以下のように少し変わった形の線で表現されます。
リレーションシップの詳細に関しては、ER図で表現される情報の中では大変重要なものなので、後ほど詳しく説明します。
サンプルER図は、まさに皆さんがこの教材をご購入いただく際に利用されたTechpitを模した「オンライン教材のマーケットプレイス」のER図です。
※実際のTechpitのER図とは違います
先ほどER図の説明の際に、例として出したのと同じものです。
皆さんが教材の購読者としてサービスを利用するだけでは見えなかった、データの持ち方が明らかになっていますね。
Techpitの大きな特徴として、皆さんのような教材の購読者だけではなく私たちのような教材の執筆者も利用者として想定されている点があります。
そして、DBレイアウトはその双方の利用者にとって利用しやすいように考えられたものとなっています。
これから、実際にそのDBレイアウトについて解説していきます!
なんだか、ワクワクしてきましたね!
それでは次のパートからはこのER図を読み解きながら、いよいよDB設計の基本的な知識を学んでいきましょう!