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このページではMac上でPythonとDjangoの開発環境を構築します。
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作業を始める前に以下のコマンドを実行して現在使われているシェルのシステムを確認します。
console Copied!echo $SHELL
以下の実行結果になっていれば、zshが使われています。おそらくBig Surであればデフォルトがzshになっているかと思います。
console Copied!/bin/zsh/
上記の実行結果以外の場合は以下のコマンドを実行してzshに切り替えます。
console Copied!chsh -s /bin/zsh
はじめにXcodeのセットアップを行います。
XcodeはApp Storeからインストールすることも出来ますし、以下のコマンドを実行すればコマンドラインツールだけインストールができるようになります。
console Copied!xcode-select --install
Macで開発をするときにはパッケージ管理ツールのHomebrewをインストールします。以下のコマンドを実行します。
console Copied!/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
実行後、以下のコマンドでHomebrewへのパスを通します。
console Copied!echo 'eval "$(/opt/homebrew/bin/brew shellenv)"' >> ~/.zprofile
MacではPythonがプリインストールされていますが、バージョン管理を行うにはpyenvを使用すると簡単にできるようになります。
以下のコマンドでpyenvをインストール出来ます。
console Copied!git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
以下のコマンドでpyenvの環境変数を設定します。
console Copied!echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(pyenv init --path)"' >> ~/.zshrc
上記の設定を以下のコマンドで反映させます。
console Copied!source ~/.zshrc
これでpyenvコマンドが使えるようになりました。確認で以下のコマンドを実行してpyenvのバージョンが表示されたら成功です。
console Copied!pyenv -v
続いてPython3.9以上をインストールします。pyenvでインストールできるバージョンは以下のコマンドを実行するとインストールできるバージョンが一覧で確認できます。
console Copied!pyenv install -l
番号だけが記載されているものがインストールできるPythonのバージョンになります。バージョン一覧を確認して、Python3.9以上の最新版をインストールします。
以下のコマンドはPython3.9.4をインストールする例です。
console Copied!pyenv install 3.9.4
以下のコマンドでパソコン上にインストール済みのバージョンを確認できます。
console Copied!pyenv versions
先程ダウンロードしたバージョンをデフォルトで使うには以下のコマンドを実行します。
console Copied!pyenv global 3.9.4
これでシステム全体でPython3.9が使えるようになります。
本教材用にアプリの実行環境を構築するために仮想環境を構築します。
仮想環境を使えばシステムの影響を受けることなくライブラリのバージョンを指定してプログラムを動かすことができます。
特に Django はバージョンによって仕様が大きくことなるため、今回の開発用に仮想環境を立てておくことで後で別バージョンをインストールして動かすことができるようになります。
任意のディレクトリ上で以下のコマンドを実行し、仮想環境を作成します。作成には数分かかることがあります。
console Copied!python -m venv jobpit_env
作成完了後、以下のコマンドを実行すると仮想環境が有効になります。
console Copied!source ./jobpit_env/bin/activate
仮想環境が有効になっているか確認したいときは以下のコマンドを実行して、作成した仮想環境のパスが表示されていれば問題ありません。
console Copied!which python
仮想環境を抜け出したいときには以下のコマンドを実行すると抜け出せます。
console Copied!deactivate
Django のインストールには以下の pip コマンドを使います。
console Copied!pip install django==3.2
以上で Django の環境構築が完了です。
Bashの場合 https://github.com/pyenv/pyenv に書かれている、内容を確認してインストールすれば大丈夫でしょうか?