学習時間 | 20時間 |
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難易度 | 中級 |
質問投稿 | 可 |
ECサイトを事例にして学ぶアプリケーション設計方法
要件定義、データベースについての基本的な考え方、ER図の作り方、MVCモデルの方式設計、Webの仕組みまでを解説。データベースや開発フレームワークの形が出来上がるまでを実現。
フレームワークを学んだのに、いざ自分でアプリケーションを作るとなると手が止まってしまう方へ。アプリケーションの設計方法を学びませんか?
プログラミング学習の学習過程で、フレームワークを使ってアプリケーションをハンズオン形式で学ぶことをよく見かけます。
そして、教材を通じてアプリケーションを作れるようになったけれど、いざ自分ひとりで作ろうと思うと、「何を・どこから進めてよいかわからない」であったり、「自分の作りたいアプリケーションをどう設計していけばよいかわからない」であったり、悩むことがあるかと思います。
そこで、本教材では自分自身のアイデアをアプリケーションで実現したいという思いを持つ方々に対して、どのようにそれを実現していくかを指南します。
ECサイトのアイデアを基に、過去の賢人たちが作り上げてきた優れた考え方を利用して、現実のアプリケーションという姿にしていく道筋を示します。
※詳細は後述の「学習内容」をご覧ください
その成果として、次のような状況を実現することを目標とします。
- アイデアから実現したいことを要件として整理し、スムーズにWebアプリケーション開発のフレームワークの実装に落とし込めるようになる
- Webアプリケーションに必要な仕組みを理解し、MVCを考慮したアプリケーションと要件定義、方式設計の成果物をつなぐ方法を理解する
※本書は、技術の使い方を教える書籍ではありません。
学習内容
本書で提示するECサイトのサンプル事例に基づいて、要件整理の作業とフレームワークにつなげるための設計を進めます。
その過程で、あなた自身が当事者となって、作業の手順を行っていくことが重要です。
本書では、次のような内容を理解することができます。
- Webアプリケーションという仕組みについて理解する
- データベースについての基本的な考え方を理解する
- ER図やワイヤーフレームなどの作り方を理解する
- 実現したいことやターゲットの整理からMVCモデルの方式設計の方法を理解する
- Railsという一つのフレームワークを例にして、どのように実装につながるかを理解する
下記の図のように、やりたいことを整理する中で、MVCモデルへ自然に落とし込めるようになります。
※0-2で教材の詳細を説明し、無料プレビューで公開していますので、そちらも合わせてご覧ください。
作成物のイメージ
本書では、要件整理の考え方、進め方を説明するとともに、ECサイトの販売管理アプリケーションをサンプル事例として利用します。
あなた自身が、一緒に考え実践していくことで作り上げていきます。
本教材の対象者
本書が対象としている読者は次のような方々です。
- RailsやLaravelなどのアプリケーション開発のフレームワークを勉強したが、なかなかアイデアをスムーズに形にできない方々
- 自己サービス実現への強い思いを持ち、これからフレームワークを通してアプリケーションを開発しようとされる方々
受講における必要条件
次のような経験があれば、特に問題ありません。
- ネット購入やSNSなどを通して、Webアプリケーションを利用したことがある
- Excelなどの表計算ソフトを利用でき、データベースという漠然としたイメージを持っている
- 自身で検索しながら学習を進められる
学ばないこと
本書は、プログラミング言語や開発フレームワークでの作り方を解説する書籍ではありません。
あくまでも、開発フレームワークへつなげる道筋を指南し、スムーズにアイデアを実現できる道を開くものです。
そのため、次のようなことに対する詳しい解説は致しません。
- 開発フレームワークの利用の仕方、環境構築の仕方
- SQLの知識やデータベースの応用知識
- HTMLやCSSなどのWebデザイン知識
本教材の対応バージョン
本書では、特に何かのツールやソフトのバージョンに依存するものはありません。なんでもよいということです。
ただし、Webアプリケーションで利用するデータベースやアプリケーションの作り方について、最も一般的で、優れた考え方を採用します。
- データベースはリレーショナル型を前提とする
- MVCモデルを前提にした作り方を進める
- 開発フレームワークとして、MVCモデルとオブジェクト指向に基づく 「Ruby on Rails(Rails)」を中心に、「Laravel」なども想定する
本教材で質問対応可能なOSや環境
本書の内容は、特定の環境に依存するものではありません。
Railsチュートリアルと合わせて読むことをオススメします
本教材は「公式Railsチュートリアル 読み物ガイド」の中にも含まれております。 Railsチュートリアルは、Railsの開発を学ばれる方々にとっては、Railsガイドと並んで、1つのバイブルのような存在です。具体的なRails開発の仕方については、Railsチュートリアルを合わせて学習することで、より深くRailsアプリケーション開発を理解することができます。
カリキュラム
- 2-1 サンプルをもとに考えよう
- 2-2 ターゲットとしてのリソースは何か
- 2-3 どのようなやり取りが必要かを洗い出そう