教材の内容に関係のない質問や教材とは異なる環境・バージョンで進めている場合のエラーなど、教材に関係しない質問は推奨していないため回答できない場合がございます。
その場合、teratailなどの外部サイトを利用して質問することをおすすめします。教材の誤字脱字や追記・改善の要望は「文章の間違いや改善点の指摘」からお願いします。
前のパートでは、「AWS へのデプロイ」を体験しました。
ここで、「AWS へのデプロイ」に必要な知識を、改めて整理していきましょう。
実は、前のパートで実施した手順に、AWS 特有の内容はほぼありません。
(AWS 特有なのは、EC2 インスタンスの起動と接続方法だけです)
AWS で単に Linux サーバを 1 台使って Web アプリケーションを動かす場合、必要なのは AWS の知識ではありません。
必要なのは、以下の知識です。
それでは、「AWS へのデプロイ」では、AWS の知識は不要なのでしょうか?
本教材では Linux サーバ 1 台を使ったデプロイを扱っていますが、より本格的な構成として、
といった場合があります。
このようなことを実現するためには、AWS 特有の知識も必要になります。
しかしその場合でも、本教材が扱う「Linux サーバ 1 台を使ったデプロイ」は、前提知識となります。
AWS について本格的に学ぶ前提知識をつけるためにも、まずは本教材が扱う「Linux サーバ 1 台を使ったデプロイ」をしっかり身につけるのがおすすめです。
さて、前のパートで実施したデプロイ手順は、あくまで本教材のために用意したアプリケーションを動かすためのものでした。
同じように Rails で実装したアプリケーションでも、同じ手順で動くとは限りません。
むしろ、動かないことのほうが多いはずです。
同じように Rails で実装したアプリケーションと言っても、例えば
など、何かしら構成が違うことがほとんどです。
そのような場合、どうしても同じ手順では動かないことが多いのです。
それでは、自分が実装したアプリケーションをデプロイするにはどうすれば良いのでしょうか?
重要なのは
です。
例えば、「自分は何と何を通信させたくて、通信の基本はこうだから、今回の状況ではこのように設定するはずだ」という考え方ができる必要があります。
デプロイの仕方は丸暗記で対応できるものではないので、仕組みや設定の基本を理解して、自分のやりたいことに適用する、ということになります。
本教材では、次の 2 章から 4 章で「Linux サーバ 1 台を使ったデプロイ」に必要な基礎知識を学習します。
その後 5 章から 7 章で、もう一度「Linux サーバ 1 台を使ったデプロイ」に挑戦します。
本教材の続きを進めることで、この章の段階では理解できなかった手順が何をしていたのか、きっと理解できるようになるはずです。
それでは次の章に進んで、必要な基礎知識の学習を始めましょう。