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Webアプリケーションを開発するための環境を構築します。
もしすでにお手元のPCにLaravelの環境があれば、このパートは読み飛ばしても大丈夫です。
Laravelは様々な環境構築の方法があります。
Laravelの特徴はPHPで作成されていることで、
ブログなどで有名なWordpressと同じように、
などのレンタルサーバーでも利用できるのが大きな特徴です。
Copied!*Laravelをレンタルサーバーで利用するには下記の条件が必要になります。
- Gitが利用できること
- composerが利用できること
- SSHが利用できること
- PHP7.2以上であること (Laravel6の場合)
エックスサーバー、ロリポップ、さくらインターネットはインストールできるようですが、
他の環境にインストール予定の場合は、『laravel レンタルサーバー名』などで調べてみてください。
今回は、レンタルサーバーと使用感が似ているXAMPP/MAMPをインストールしていきます。
Laravelは約半年毎にマイナーアップデートが行われ、
約2年毎に安定版(LTS)がリリースされます。
この教材では6をインストールしていきます。
バージョン | リリース日 | PHPバージョン | バグ修正 | セキュリティー修正| |
---|---|---|---|---|
5.0 | 2015/2/4 | 5.4以上 | - | - |
5.1(LTS) | 2015/6/9 | 5.5.9以上 | 2017/6 | 2018/6 |
5.2 | 2015/12/21 | 5.5.9以上 | 2016/6 | 2016/12 |
5.3 | 2016/8/23 | 5.6.4以上 | 2017/2 | 2017/8 |
5.4 | 2017/1/24 | 5.6.4以上 | 2017/7 | 2018/1 |
5.5(LTS) | 2017/8/30 | 7.0以上 | 2019/8 | 2020/8 |
5.6 | 2018/2/7 | 7.1.3以上 | 2018/8 | 2019/2 |
5.7 | 2018/9/4 | 7.1.3以上 | 2019/2/4 | 2019/9/4 |
5.8 | 2019/2/26 | 7.1.3以上 | 2019/8/26 | 2020/2/26 |
6(LTS) | 2019/9/3 | 7.2以上 | 2021/9/3 | 2022/9/3 |
7 | 2020/3/3 | 7.2.5以上 | 2020/9/3 | 2021/9/3 |
今回はmac向けソフトである、MAMPをインストールする方法を記載します。
Windowsの場合は下記URLを参考に、XAMPPをインストールしてください。
MAMPの公式サイトにアクセスします。
Free Downloadをクリックします。
macアイコンの下「MAMP & MAMP PRO 5.3」をクリックするとダウンロードが開始されます。
ダウンロードしたファイルをクリックします。
続けるをクリックします。
続けるをクリックします。
ライセンス画面です。続けるをクリックします。
ソフトウェア使用許諾で同意するをクリックします。
Machinosh HDをクリックします。
インストールをクリックします。
パスワード入力の画面が表示されたら、パスワードを入力します。
インストールが終わるまでしばらく待ちます。
無事インストールされたら、アプリケーションフォルダ内のMAMPアイコンをクリックして起動します。
MAMPが起動後、Start Servers をクリックすることで、
を同時に起動できます。
しばらくすると、Apacheサーバー、MySQLサーバーともに緑色のランプがついたら起動できています。
真ん中の Open WebStart Page をクリックします。
Welcome to MAMP というwebページが表示されればOKです。
メニュー内 TOOLの中に、PHPINFOとPHPMYADMINというメニューがあります。
PHPINFOをクリックすると、現在インストールされているPHPなどの情報を見ることができます。
PHPMYADMINをクリックすると、phpMyAdminというブラウザ上でデータベースを操作できるページを見ることができます。
MAMPアプリでは、
などを実施できます。
メニュー内 MAMP から Preferences をクリックします。
Portsをクリックすると、ApacheやMysqlが使用するポート番号が表示されます。
初期設定ではApacheのポート番号が8888、MySQLのポート番号が8889になっていますが、
一般的には、
を使うことが多いですので、
特に問題がなければ、画面中央の「Set Web & MySQL ports to 80 & 3306」をクリックします。
になっていればOKです。
メニュー内のPHPをクリックすると、PHPのバージョンを選択できます。
2019/4/29現在ではPHP7.3.1が最新なのですが、
後述するcomposerが使えない不具合があるようですので、
PHP 7.2.14 を選択しておきます。
【2019年1月現在】PHP7.3でcomposerが使えなくなるバグの対策
MySQLのバージョンも確認できます。
以上でMAMPのインストールおよび設定が完了です。
PHPのライブラリやパッケージを管理するcomposerというツールがあります。
Laravelもcomposerを使ってインストールしますので、下記リンクよりダウンロードしインストールしてください。
インストール後、コマンドプロンプトでcomposer --version
と入力してください。
Copied!$ composer --version
Composer version 1.4.2
このようにバージョンが表示されればOKです。
composerがインストールされている状態で、htdocsディレクトリに移動します。
初期設定でインストールした場合は下記フォルダになるかと思います。
XAMPPの場合
Copied!$ cd C:¥xampp¥htdocs
MAMPの場合
Copied!$ cd /Application/MAMP/htdocs
htdocsフォルダに移動後、下記のコマンドを入力してください。
Copied!$ composer create-project --prefer-dist laravel/laravel techpit-match "6.*"
techpit-matchフォルダが作成され、その中にたくさんのファイルが作成されていればOKです。
コマンドの説明
下記コマンドで、作成したプロジェクトフォルダへ移動します。
Copied!$ cd techpit-match
laravelにはartisan
という便利なコマンドがあり、
php artisan ***
と入力することで様々な動作を実施できます。
まずは簡易サーバーを立ち上げてみます。
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力してください。
Copied!$ php artisan serve
と入力し、
Copied!$ php artisan serve
Laravel development server started: <http://127.0.0.1:8000>
[Tue Apr 23 20:24:32 2019] 127.0.0.1:51707 [200]: /favicon.ico
と表示されたら、グーグルクロムなどのブラウザでhttp://127.0.0.1:8000
と入力します。
こんな画面が表示されればOKです。
コマンドプロンプトでCtrl+C
を押すと簡易サーバーが停止します。
以上でこのパートは終了です。お疲れ様でした!
composer create-project --prefer-dist laravel/laravel techpit-match "6.*"
をhtdocksで入力すると写真のエラーになってしまいます。
MAMPとXAMPPで試しても同じエラーが出てしまいます。
cd /Application/MAMP/htdocs と入力すると -bash: cd: /Application/MAMP/htdocs: No such file or directory
と出てhtdocsフォルダに移動できません。原因を調べても解決策が見当たりません。どうすればhtdocsフォルダに移動できますか?
アプリケーションの中にはちゃんとMAMPが入っています。
ちなみに cd Desktop とするとちゃんとデスクトップに移動でき、 cd Application だと -bash: cd: Application: No such file or directory と出ます。
composer --version
Composer version 1.10.9