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Laravelを利用した開発をはじめる前に、以下のソフトウェアについて解説します。
そして、順にインストールしていきます。
注意) windows用の環境構築手順です。
XAMPPとは、Webアプリケーションの実行に必要なソフトウェアをまとめたパッケージです。
ソフトウェアをひとつひとつインストールすると、連携するための設定も必要となり非常に手間がかかりますが、XAMPPで一括してインストールすることで素早く開発環境を構築できます。また、XAMPPはポータブル版が公開されており、これは開発環境が不要になった場合、フォルダーごと削除するだけで簡単にアンインストールできます。
ここでは、以下のソフトウェアを利用できるよう、XAMPP 7.4.16をインストールします。
XAMPPのダウンロード
XAMPPは以下のサイトで公開されています。
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
図 1.1 XAMPPのサイトトップページ
トップページから、最新のインストール版をダウンロードできますが、ここでは、バージョン7.4.16のポータブル版をダウンロードします。以下のページから、「xampp-portable-windows-x64-7.4.16-0-VC15-zip」をダウンロードしてください。
https://sourceforge.net/projects/xampp/files/XAMPP%20Windows/7.4.16/
図 1.2 XAMPPのダウンロードページ
XAMPP展開(解凍)
インストール先のフォルダーはローカル ディスク(C:)c:¥
としましょう。ダウンロードしたzipファイルをCドライブ直下に解凍してC:¥xampp
としてください。
XAMPPの初期化
XAMPPの初期化を行います。C:¥xamppフォルダー内の「setup_xampp.bat」をダブルクリックし実行してください。実行すると「続行するには何かキーを押してください...」と表示されますので、エンターキーなどを押してください。これでXAMPPのインストールは完了です。
図 1.3 xamppフォルダー
図 1.4 setup_xampp.bat
XAMPPの動作確認
インストールが完了したところで、動作を確認しておきましょう。XAMPPのApacheを起動し、ブラウザーからサーバーにアクセスします。
Apacheでは、「htdocs」というフォルダーが公開ディレクトリとなっています。C:¥xamppフォルダー内の「htdocs」フォルダーを開いてみてください。初期状態で、「index.php」などのファイルやフォルダーが存在していますので、このままサーバーにアクセスすれば、「index.php」などを実行してみることができます。
XAMPPの操作は、「XAMPP Control Panel」を使って行います。xamppフォルダー内の「xampp-control.exe」をダブルクリックし起動してください。
言語の選択画面が表示されますので、英語(アメリカ国旗)を選択したまま「Save」をクリックしてください。
図 1.5 言語の選択画面
Apacheの「Start」をクリックしてください。
図 1.6 Apacheを起動したXAMPP Control Panel
「Start」が「Stop」に切り替わったら、ブラウザーを起動し、以下のアドレスにアクセスしてください。
図 1.7 XAMPPのダッシュボードページ
これで、「XAMPP Apache + MariaDB + PHP + Perl」というダッシュボードページが表示されれば、XAMPPが正常に動作していることになります。
確認できたら、Apacheの「Stop」をクリックしてください。
「Stop」が「Start」に戻ったら、「Quit」をクリックしXAMPP Control Panelを終了してください。
Composerとは、PHPのパッケージ管理ツールです。フレームワークやライブラリをインストールする際に、必要なパッケージ(ライブラリ)をまとめてインストールできます。
ここでは、Composerの最新版を、XAMPP内のPHPで動作するよう、インストールします。
Composerは以下のサイトで公開されています。
図 1.8 Composerのサイト
Composerのダウンロード
以下のページから、「Composer-Setup.exe」をダウンロードしてください。
https://getcomposer.org/download/
図 1.9 Composerのダウンロードページ
Composerインストール
ダウンロードフォルダーにあるダウンロードしたComposer-Setup.exe(インストーラ)をダブルクリックし起動してください。
Composerの影響範囲
Copied!Select Setup Install Mode
Select install mode
Composer Can be installed for all users (requires administrative privileges), or for you only.
Install for all users(recommended)
Install for me only
が表示されます。これは、Windows にComposerが影響する範囲を指定します。
Install for all users(recommended)
をクリックします。
このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか? はいをクリックします。
Composer Setup
Next >
をクリックして次に進んでください。図 1.10 Installation Options
「Settings Check」は、プルダウンリストに、インストール済みのPHPが一覧表示されますので、ここから「C:\xampp\php\php.exe」を選択して次に進んでください。
Add this PHP to your path?
このPHPにパスを通しますか? とあるので、チェック
を入れます。
Next >
ボタンをクリックして次に進んでください。
図 1.11 Settings Check
「Proxy Settings」は、なにも変更せずにNext >
をクリックして次に進んでください。
図 1.12 Proxy Settings
「Ready to Install」は、インストールする内容を確認し、問題がなければインストールに進んでください。
図 1.13 Ready to Install
Please read the following information before comtinuing
おしらせを確認して Next >
ボタンをクリックします。
図 1.14 Information
「Completing Composer Setup」でComposerのインストールは完了です。
Finish ボタンをクリックして完了しましょう。
図 1.15 Completing Composer Setup
composerの確認
インストールが完了したところで、Composerを使ってみましょう。
Composerをコマンドプロンプトで動かします。コマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを実行してComposerの情報を表示してください。
shell1 Copied!composer
これで、Composerのバージョンなどが表示されれば、Composerが正常に動作していることになります。
図 1.16 Composerの情報を表示