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間違いや改善の指摘

内容の技術的な誤り・誤字脱字やミスのご報告・解説やトピックの追記/改善のご要望は教材をさらに良くしていく上でとても貴重なご意見になります。

少しでも気になった点があれば、ご遠慮なく投稿いただけると幸いです🙏

実際には誤りではなく勘違いであっても、ご報告いただけることで教材のブラッシュアップにつながります。

質問ポリシー①

教材受講者みなさんのスムーズな問題解決のために、心がけていただきたいことがあります。

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その場合、teratailなどの外部サイトを利用して質問することをおすすめします。教材の誤字脱字や追記・改善の要望は「文章の間違いや改善点の指摘」からお願いします。

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はじめに

ECサイトを事例にして学ぶアプリケーション設計方法

本教材では自分自身のアイデアをアプリケーションで実現したいという思いを持つ方々に対して、どのようにそれを実現していくかを指南します。

ECサイトのアイデアを基に、過去の賢人たちが作り上げてきた優れた考え方を利用して、現実のアプリケーションという姿にしていく道筋を示します。

本教材が終えたらどのような状態になっているか

本書は、技術の使い方を教える書籍ではありません。自分自身のアイデアを実現したいという思いを持つ方々に対して、どのようにそれを実現していくかを指南するものです。ここで実現する手段はアプリケーションのサービスとしてです。そのために、過去の賢人たちが作り上げてきた優れた考え方を利用して、現実のアプリケーションという姿にしていく道筋を示します。
その成果として、読者が次のような状況になることです。

  • アイデアから実現したいことを要件として整理し、スムーズにWebアプリケーション開発のフレームワークの実装に落とし込めるようになる
  • Webアプリケーションに必要な仕組みを理解し、MVCを考慮したアプリケーションと要件定義、方式設計の成果物をつなぐ方法を理解している

受講における必要条件

次のような経験があれば、特に問題ありません。

  • ネット購入やSNSなどを通して、Webアプリケーションを利用したことがある
  • Excelなどの表計算ソフトを利用でき、データベースという漠然としたイメージを持っている
  • 自身で検索しながら学習を進められる

この教材の対象者

本書が対象としている読者は次のような方々です。

  • RailsやLaravelなどのアプリケーション開発のフレームワークを勉強したが、なかなかアイデアをスムーズに形にできない方々
  • 自己サービス実現への強い思いを持ち、これからフレームワークを通してアプリケーションを開発しようとされる方々

学ばないこと

本書は、プログラミング言語や開発フレームワークでの作り方を解説する書籍ではありません。
あくまでも、開発フレームワークへつなげる道筋を指南し、スムーズにアイデアを実現できる道を開くものです。
そのため、次のようなことに対する詳しい解説は致しません。

  • 開発フレームワークの利用の仕方、環境構築の仕方
  • SQLの知識やデータベースの応用知識
  • HTMLやCSSなどのWebデザイン知識

本教材の対応バージョン

本書では、特に何かのツールやソフトのバージョンに依存するものはありません。なんでもよいということです。
ただし、Webアプリケーションで利用するデータベースやアプリケーションの作り方について、最も一般的で、優れた考え方を採用します。

  • データベースはリレーショナル型を前提とする
  • MVCモデルを前提にした作り方を進める
  • 開発フレームワークとして、MVCモデルとオブジェクト指向に基づく 「Ruby on Rails(Rails)」を中心に、「Laravel」なども想定する

本教材に対応している環境

本書の内容は、特定の環境に依存するものではありません。

作成するアプリケーションのイメージをつかもう

本書では、要件整理の考え方、進め方を説明するとともに、ECサイトの販売管理アプリケーションをサンプル事例として利用します。

学習における注意点

本書で提示するECサイトのサンプル事例に基づいて、要件整理の作業とフレームワークにつなげるための設計を進めます。
その過程で、あなた自身が当事者となって、作業の手順を行っていくことが重要です。

執筆者について

過去は、コンピュータメーカに直属するエンジニアとして、ソフトウェア開発や開発マネジメントを行ってきました。その間も含めて、常にアプリケーションとはどういうものかを考え、苦労せずに楽しく開発ができる方法を探って来ました。

あるイベントを通して、Ruby on Railsの魅力を知り、まずは、このような考え方や仕組みを利用した開発を普及させたいとの思いで、翔泳社発行の「独習Ruby on Rails」を執筆しました。Ruby on Railsの素晴らしさをわかりやすく伝えたいために活動中です。
一方で、ネットワークや基本情報技術者資格の取得のための教育も行っています。

私の現在の一つの目標は、だれでも簡単に、楽しくアプリケーションを作れることです。
今回、アイデアをアプリケーションの形にしていく方法を執筆することで、アプリケーションを簡単に作れる世界を目指す一歩としたいと考えています。また、これをさらに進化させていくことを考えています。

目次

0章 はじめに

本書の目的や学習成果として目指すものをはっきり認識したうえで、要件を具体化する作業の進め方、目指すべき成果物について理解します。また、学習する上で必要なWebアプリケーション、MVCモデルの理解を確認します。

1章 何から始めればよいのか

「アイデアを形にするため」の最初に取り組むべきこと、ターゲットというものの考え方について理解します。

2章 ターゲットを明確にする

一つのアプリケーション事例を設定し、ターゲットの整理と必要な機能の洗い出しの方法を具体的に理解していきます。

3章 機能のグループ化とリソースの関係について

洗い出した機能をいくつかの手法(5W1H、ターゲットリソースによるグループ化、CRUDIによる検証など)を使って整理する手順を学習します。その過程で、アプリケーション事例の要件定義の成果物として、2階層機能一覧を作成します。

4章 データのモデル化とER図について学ぼう

データのモデリングについて学習し、ターゲットリソースを基に、ER図について学習します。その過程で、アプリケーション事例の要件定義の成果物として、ER図を作成します。データの正規化についても学習します。

5章 情報の組織化とユーザインターフェイスの設計

ユーザインターフェイスについて学習し、アプリケーション事例の要件定義の成果物として、ワイヤーフレームを作成します。また、画面と機能の対応の手順を整理します。

6章 データベースを設計する

要件定義のER図を基に、アプリケーション事例の方式設計の成果物として、データベースのテーブル定義を作成します。
データベースの構造や仕組みについての基本的な理解も深めます。

7章 MVCにシームレスに対応づける

MVCに従ったアプリケーションを開発するための方式設計について学習します。アプリケーション事例の方式設計の成果物として、アクション・ステップ条件一覧、モデル条件一覧を作成します。

8章 さあ、Railsのフレームワークに当てはめよう!

アプリケーション事例の要件定義、方式設計の成果物と開発フレームワークとの接続の仕方を実践します。ここでは、Ruby on Railsを利用して、実践の仕方を学習します。

9章 最後に

要件定義、方式設計の見直しについての注意点を補足します。

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