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2-1

新規Railsプロジェクトの作成 (Rails6)

このパートからRailsでWebアプリケーションを作成していきます(Rails6の環境がある前提で解説します)。

本パートのゴール

今回の目標は「ローカルサーバーを立ち上げて、Railsのデフォルトページを表示する」ことです。

image

ゴールまでの流れ

ゴールまでの手順は次のとおりです。

  1. ローカルにインストールされたRailsのバージョンを確認
  2. 新規Railsアプリケーションを作成
  3. 作成したディレクトリに移動
  4. データベースを作成
  5. ローカルサーバーを起動
  6. Railsのデフォルトページを表示

それでは、実際にWebアプリケーションの作成を行いましょう。

1. ローカルにインストールされているRailsのバージョンの確認

新規Railsアプリケーションを作成する前に、ローカルにインストールされたRailsのバージョンを確認します。

ターミナル上で、次のコマンドを入力してください。

console
Copied!
gem search ^rails$ -l

コマンドを実行すると、次のような結果が表示されます。

console
Copied!
gem search ^rails$ -l *** LOCAL GEMS *** rails (6.0.3.4)

「Rails6.0.3.4」がインストールされていることがわかります。

表示されたバージョンを使って、Railsアプリケーションを作成します。

2. 新規Railsアプリケーションの作成

RailsでWebアプリケーションを新規作成します。

Webアプリケーションの新規作成では、rails newコマンドを入力します。

rails newコマンドでは命令文の最後に作成するアプリケーション名を指定します。

【例】

console
Copied!
rails new 作成するアプリケーション名

今回はRails6.0.3.4を使って「techpit-match」という名前のアプリケーションを作成します。

次のコマンドを入力します。

console
Copied!
rails _6.0.3.4_ new techpit-match --database=postgresql

命令文のrailsnewの間にRailsのバージョンを入力すると、Railsのバージョンを指定できます(ここではローカルにある6.0.3.4を指定)。

また--database=で利用するデータベースを指定できます(ここではpostgresqlを指定)。

rails newコマンドで「techpit-match」というディレクトリ(フォルダ)が作成されました。

3. 作成したディレクトリに移動

cdコマンドを使って、新たに作成した「techpit-match」ディレクトリに移動します。

ちなみに「cd」は、change directory(ディレクトリを移動する)の略です。

ディレクトリ移動を行う命令文は、次の表現になります。

【例】

console
Copied!
cd 移動したいディレクトリ名

今回は「techpit-match」ディレクトリに移動するため、次のコマンドを入力します。

console
Copied!
cd techpit-match

コマンドを実行すると、「techpit-match」ディレクトリに移動します。

4. データベースを作成

「techpit-match」ディレクトリ内にローカルサーバーを立ち上げるために、データベースを作成します。

データベースを作成するには、次のコマンドを入力します。

console
Copied!
rails db:create

コマンドを実行すると、次の実行結果が表示されます。

console
Copied!
rails db:create Created database 'techpit_match_development' Created database 'techpit_match_test'

rails db:create コマンドを実行すると、config/database.ymlファイルを元にデータベースを作成します。

config/database.ymlファイルには、データベースに関する設定が記述されているファイルです。実際にファイルの中身を見てみましょう。

config/database.yml
12345678910111213141516171819202122232425262728
Copied!
# 中略 # Configure Using Gemfile # gem 'pg' # default: &default adapter: postgresql encoding: unicode # For details on connection pooling, see Rails configuration guide # https://guides.rubyonrails.org/configuring.html#database-pooling pool: <%= ENV.fetch("RAILS_MAX_THREADS") { 5 } %> development: <<: *default database: techpit_match_development # 中略 # Warning: The database defined as "test" will be erased and # re-generated from your development database when you run "rake". # Do not set this db to the same as development or production. test: <<: *default database: techpit_match_test # As with config/credentials.yml, you never want to store sensitive information, # like your database password, in your source code. If your source code is # ever seen by anyone, they now have access to your database. # 中略

以下のコードを見てください。

config/database.yml
123456789
Copied!
development: <<: *default database: techpit_match_development # 中略 test: <<: *default database: techpit_match_test

developmentは開発用という意味で、testはテスト用という意味になります。

databaseはデータベース名を指定しています。今回でいうと開発用はtechpit_match_development、テスト用はtechpit_match_testという名前でデータベースを作成しています。

5. ローカルサーバーを起動

ローカルサーバーを立ち上げるには、次のコマンドを入力します。

console
Copied!
rails server

コマンドを実行するとサーバーが起動します(rails sと省略することも可能)。

うまくサーバーが起動すると、ターミナルで次のように表示されます。

console
Copied!
rails server => Booting Puma => Rails 6.0.3.2 application starting in development => Run `rails server --help` for more startup options Puma starting in single mode... * Version 4.3.5 (ruby 2.7.1-p83), codename: Mysterious Traveller * Min threads: 5, max threads: 5 * Environment: development * Listening on tcp://127.0.0.1:3000 * Listening on tcp://[::1]:3000 Use Ctrl-C to stop

6. Railsのデフォルトページを表示

ローカルサーバーを起動したら、ブラウザで「http://localhost:3000/ 」にアクセスします。

次の画像のようにRailsのデフォルトページが表示されていれば、うまく動作しています。

image

以上で今回のパートは終了です。

お疲れさまでした。